東北自動車道に橋が架かりました!
まだ見慣れない、新しい景色です。
3日(火)21:00開始の工事に合わせて、東京寄りの千駄野橋が通行止めになり、
歩行者に開放されて、多くの人が工事の行方を見守っていました。
『日本に3台しかない』という大型クレーンがどんな動きをするのかも興味深いです。
21時前に着くように徒歩で現場に向かいました。
21時から閉鎖される高速道路、閉鎖前までに入った車が通り過ぎるまで、
20分ほどだったでしょうか。
車が通らない高速道路も、そうそう見られません。
完全に車の通行が止まったことを確認し、
見学者は固唾をのんで、クレーンが動き出すのを今か今かと待っていました。
最初に動き出したのは周辺の機器。
上空にはドローンが右へ左へと飛んでいました。
21時30分を過ぎたころ、クレーン車に動きが・・・。
徐々に橋を持ち上げていきます。周囲からは小さなどよめきが起こりました。
そのままこちらに回転するのかと思いきや。
クレーンはここで止まってしまいました。
周辺からは「えぇ~、なんで動かないの?」とささやく声も。
この様子を別の角度から見ていた人が撮った写真です。
高所作業車で作業していたんですね。
千駄野橋からは様子が分かりませんでした。
ほんの少しの動きも見逃すまい!と凝視を続けて2~30分。
高所作業車が、吊り上げられた橋から離れて、ようやく動き出しました。
動きは本当にゆっくりで、動いていないのに動いたような気になることもしばしばで、
周囲からも「えっ?動いてるよね?」「ん?動いてるの?」「あぁ~動いてる動いてる」
といった会話が聞こえてきます。
橋は少しずつ角度を変えて・・・。
東北自動車道に対して垂直になったところで、また止まる。
ここも矢張り20分ほど時間をかけて、
ゆっくりゆっくりと橋桁に下ろされました。
いやぁ~~凄かったです。
ここまで約2時間の行程でした。
同じ場所に、一歩も動くことなく2時間も立ち続けて、足が棒のようでした。
もう「痛い」とか「しびれた」とかの感覚がなくなるんですね。
しかしそれよりも、
なかなか見られない工事風景を見ることが出来た満足感が、
疲れを上回りました。
これからも工事は続きます。
橋梁架設工事の完成は来年3月。
事故なく無事に終わりますように。