女子ブログ
2021.08.27
【ミノムシ】の話題です
Kさんから、
最近、あちらこちらで目につくとのことで、
まだ小さなミノムシの写真が送られてきました。
害虫の部類に振り分けられるオオミノガという蛾の仲間です。
どちらかと言えば、『嫌われ者』でしょうか。
子供のころは普通に大きなミノムシを見かけましたが、
最近では殆ど見なくなりました。
なんと!現在、絶滅危惧種に指定されているのです。
ミノムシはその一生の殆どを蓑の中で終えます。
メスに至っては蓑の中で卵を産んで、孵化するころに蓑から出て命が尽きる、
なんとも切ない一生です。
移動手段と言えば、糸を垂らして風に吹かれ、
飛んで引っかかった所で小さく移動してエサ(葉っぱ)を食べる。
どんな葉っぱも食べてしまうので害虫なんでしょうね。
。
ただ、オオミノガヤドリバエに簡単に、しかもかなりの高率で寄生され、
成虫になるのは極々限られた個体のみだそうです。
この子たちも恐らく例外ではないでしょう。
人間に危害を加えることはなく、ホコホコと歩く様子は可愛いとさえ感じます。
「絶滅危惧種」と聞けばなおさらです。
自然界で生きていくのが大変なのは、
人間も動物も、そして虫たちも同じなのかもしれません。
夏が過ぎて、秋の風が吹くころ、
ゆらゆらと揺れるミノムシの姿は何とも風情があります。
俳句では秋の季語だそうですよ。
では、ここで一句・・・
は、
ありませんm(_ _)m